全国的に問題になっている「空き家問題」。私たちが暮らす、ここ清和でも空き家は深刻な課題となっています。地域住民と移住者がチカラを合わせて空き家問題に取り組まれ、大きな実績を残されている「開宅舎」さんを訪ねて、千葉県市原市の養老渓谷に視察に行ってきました。
開宅舎さんは、空き家となった家を借り、自分達の手でリノベーションして移住希望者に貸し出す活動を行っています。
今回開宅舎さんを見学して「最初が肝心」なのだという事を改めて感じました。扱う空き家も、移住したい人も、どちらもなんでも誰でもよいわけではなく。空き家は誰も住まなくなって2~3年内のもの、片付けや小規模改修で住む事ができる物件に絞り、「自分たちでやれる事はやる」事で地域の方の信頼を得ているのかなと思いました。
移住希望者と一緒に自転車で地域をめぐる「サイクルツアー」で地域を知ってもらう活動を行い、自らが発行する小冊子「月刊開宅」を通じて、地域の人に移住されてきた人を紹介する。なんか引っ越し蕎麦みたいだなと感じました。
電車が通ってる事以外は、ほぼ私たちが暮らす清和地区と変わらない環境の中、行政や不動産会社がやれない事をやる。最初は自分たちの足で空き家の情報を集めていたものが、現在は情報の方からやってくるようになったというのも、地域の人たちからの信頼無くしてはできない事だなと思いました。
(コミュニティ清和 大曽根)
実施日 | 2023年2月4日(土) |
場所 | 開宅舎(千葉県市原市) |
内容 | 空き家活用事例についての視察 |
参加者 | コミュニティ清和 運営メンバー有志 |