2024年2月25日(日)、清和地域拠点複合施設「おらがわ」工芸室で、コンピューター制御で自在に木工加工できるデジタル工作機器(CNCルーター)ワークショップを実施しました。CNCとは、コンピューター数値制御(Computer Numerical Control)の略で、回転している工具(ドリル)をコンピューターの指令によって動かし、自動で木材の切断や彫刻する機械をいいます。
大量生産・大量消費によるものづくりは工場の大型工作機によるものでした。技術の進歩により工場で使われていた機械が小型・安価になり、個人が気軽にものづくりに参入できる環境ができつつあります。おらがわに導入されたCNCルーターはその機械のひとつ。これまでものづくりに携わっていなかった個人でも自由で高度なものづくりに参入することが可能になります。
清和にはたくさんの森林資源があります。本ワークショップは、清和の森林資源を利用した清和ならではの木工作品を、ここ「おらがわ」から発信することで、地域に新しいイノベーションや経済、新しい働き方を生み出していこうという試みの第1歩になります。
まずはコミュニティ清和オフィスにて工芸室に導入されたCNCルーターとはどんなものかの説明と製作手順の解説。続いて工芸室に移動し、実際にCNCルーターが木材を削る実演を見ていただきました。最後にコミュニティ清和オフィスに戻り、自分ならなにを作りたいかの意見交換を行いました。
参加者の声:
◎楽しみにしていた。椅子とか作りたい。
◎家の表札を作りたい。子どものおもちゃを作りたい。
◎おらがわで子どもの遊び場をつくることを提案している。そこで使うものを作りたい。
◎コースターやまな板など。天然木の特徴を活かしたものづくり。
◎アルミ鋳造をしているが、その鋳型になるものが木でできないか。
◎時計とか、からくり人形とか作りたい。
短い時間でしたがデジタル工作機器の可能性を理解してくれたようで、これからが楽しみです。
日時 | 2024年2月25日(日) |
会場 | おらがわ 工芸室 |
主催 | コミュニティ清和 ものづくりチーム |