7月27日(土)に、2024年度第1回目となるまちあるきを実施しました。最初に伺ったのは、青空の下でお野菜たっぷりのランチをいただける「アオゾラ畑の台所」。
到着すると、お庭にある竹でできた遊具で遊ぶ子供の姿もあり、自然を感じる空間にさっそく引き込まれました。この日は猛暑日で太陽の日差しも強い日でしたが、青竹に囲まれた屋外の席は空気が澄んでいるおかげか少し涼しさを感じました。
都内から移住した中西シェフは、規格外野菜の廃棄ロスを無くそうという思いから、本来捨てられてしまうお野菜も美味しく調理して提供しています。また、使われているお野菜は併設のマリポ農園で無農薬で育てたものです。
色鮮やかで美味しいお料理に心も身体も満たされた後、中西シェフの食に対する想いや、これからの目指す姿についてお話を伺いました。
「食事を通して大切な人と時間を共有すること」を目指したレストランのスタイルは、まさに旅の目的地になるような場所で、清和に訪れるきっかけとなるような場所であると感じました。
続いて、炭焼きの技術を継承するための活動をしている「半兵衛炭焼塾」に伺い、主宰する木曽野さんにお話しを聞きました。
もともと清和地区は、炭焼きで栄えた場所でした。江戸時代、常盤半兵衛という人が清和地区に炭焼きの技術を伝え、当時はあちこちで炭焼きの香りが漂っていましたが、化学燃料への転換により現在は数えられるほどとなってしまいました。
そこで木曽野さんは、後世に炭焼きの文化と技術を残すため、約20年前に有志の仲間と「半兵衛炭の会」を発足し、その後「炭焼き塾」というスタイルに運営を変え、炭焼き文化の普及と指導にあたられています。現在までに約200人が炭焼き技術を習得しました。
木曽野さんはその他にも地域に根付いた活動を行っており、その人脈と人柄から清和と外を繋ぐ架け橋となっています。
2年目となった「地域の魅力発信マップ作成事業」ですが、本年度はマップの発行及びWEBマップリリースを目指して取り組んでいます。マップのテーマは「人」です。清和で活動する人を紹介することで、その人に会うために清和に訪れるというきっかけ作りになり、関わりしろとして広がっていくようなマップができるよう進めていきます。